2009年の9月にサピックスの本が出版されました。著者はこれまですでにサピックスの著作2冊がある杉山由美子さんです。
この本はこれまでの著作の重なる部分もあるようですね。
アマゾンの書評のうち、親カッパさん (東京都世田谷区)のレビューが非常に参考になるので一部を紹介します。
構成はとてもシンプルで、中学受験の実態と受験塾SAPIXの位置づけがあり、その後4教科(国語、算数、理科、社会)、低学年(2,3年生)の授業の取材と 総括がまとめてあります。
後半は、SAPIX卒業生の声、親の声と感想があり、最後に、著者によるまとめがあります。急がしければ、最後の著者によるまとめだけでも、充分に価値があると思いました。
少し差し引いて考えなければならないのは、この著者はSAPIX関連の書物が多く、他の受験塾についての著作が無いことです。 この点で、もしかしたら、SAPIXにかなり傾注している可能性もあります。 後書きで著者自身の子供は公立中学、公立高校に入れたもののSAPIXに出会って価値観が増えたと述べてある通り、健全な傾注の仕方のような気がします。また、最後の章は、SAPIXを選ぶための親として考えなければならない環境について述べていますのでとても参考になります。
非常に公平な評価だと思います。
サピックスの内容を知る上で非常に価値が高い一方で、サピックスのセールストークの部分は割り引いて考えなくてはならないということですね。
そうしたとしてもサピックスの中学受験塾としての価値が下がるとは思いませんしね。
塾として、我が子にサピックスはどうかな?とお考えの方には、いずれにしてもぜひどれか1冊は手に取ってみてほしいと思います。

「中学受験 SAPIXの授業」杉山由美子 学研新書2009/9/16発売 ¥798
年々受験率が上昇している「中学受験」において、名門校へナンバー1の合格実績を誇っているのが進学塾「SAPIX(サピックス)」。今や、「サピックス→開成高校→東京大学」は、日本のエリートの大動脈。
本書は、このサピックスの子ども達を飽きさせないスピード感のある授業、過去問に精通した講師陣が工夫を凝らすカリキュラムやオリジナルテキスト、実際に通塾していた子どもやその親への取材を通して明らかにする。

「SAPIX カリキュラム?なぜサピックスは驚異的な合格実績をあげられるのか」
価格¥1,575 WAVE出版 (2008/5/22)
難関中学高合格率で有名なサピックス全面協力の、中学受験対策本。サピックスの小学生のカリキュラムを中心にまとめたルポ。なぜ、SAPIXは驚異的な合格実績をあげられるのか!?

「SAPIXメソッド 」価格¥1,575
日本実業出版社 (2005/3/17)
◆男女御三家合格者の3人に1人はSAPIX出身
日能研、四谷大塚とともに中学受験BIG3に名を連ねるSAPIX(本社中央区)。生徒数こそ約 3000人(6年生)と、日能研の1万人、四谷大塚の4000人よりも少ないものの、男子御三家(麻布、開成、武蔵)、女子御三家(桜蔭、雙葉、女子学 院)への合格率はダントツの実績を記録(平成16年男女御三家実績:日能研548人、SAPIX516人、四谷大塚336人)。実に合格者の3分の1は SAPIX出身である
◆「発言させ、考えさせ、書かせること」を重視
SAPIXの好調な合格実績を支えるのは、その独自の指導法。他の進学塾とは異なり、「予習をさせずに復習メインの学習スタイル」をとっており、テキスト・プリントはすべて講師の手作り。「発言させ、考えさせ、書かせること」を重視し、「黒板授業」(教師の板書を見ながら自分なりに要点をまとめる)、「討論式授業」(教師の「なぜ」に生徒が自ら考え、言葉で表現する)を実践している。
◆独自の指導ノウハウを初公開
本書は、こうしたSAPIX独自の指導ノウハウを塾長、科目担当責任者への取材を基に初公開。SAPIXがどのような方針とカリキュラムで生徒を指導しているのか、また「受かる子」になるためには、どのような学習が必要で、親はどうサポートすればよいのかを紹介する。
「5年生になって塾の授業についていけなった」という相談
勉強できると自慢する生意気な息子、どう接するべきでしょう?